专利摘要:
本発明は、少なくとも1つのハウジング(2)およびハニカム構造(3)を有する、排ガス浄化システム(4)のためのハニカム体(1)であって、少なくとも1つのシート材料(5)を有し、シート材料(5)は、少なくとも1つの部分(6)において、隆起部(7)と、隆起部(7)を取り囲むエッジ輪郭部(8)を有し、少なくとも1つの部分(6)における隆起部(7)の面積の一部が少なくとも80%である、ハニカム体(1)に関する。
公开号:JP2011509179A
申请号:JP2010541740
申请日:2008-12-22
公开日:2011-03-24
发明作者:ルートヴィヒ ヴィレス;シュテファン ゼーリガー
申请人:エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング;
IPC主号:B01J35-04
专利说明:

[0001] 本発明は、少なくとも1つのハウジングおよびハニカム構造を有する、排ガス浄化システムのためのハニカム体であって、少なくとも1つのシートメタル材料を有し、シートメタル材料は、少なくとも1つの部分において、隆起部と、隆起部を取り囲むエッジ輪郭部とを有するハニカム体に関する。本発明はまた、自動車の技術分野におけるこのようなハニカム体の使用に関する。]
背景技術

[0002] 従来技術は、多くの異なる設計の金属製の排ガス浄化部品を開示しており、これらは様々な異なる金属材料および/またはそれらの個々の構成部品の形状を提案する。ここで、シートメタル材料は、例えば、スリーブとして、中間層として、あるいは、平滑な形態または構造体化された形態においてシートメタルのホイルからハニカム構造を製造するためのハウジングの構成部分として用いられる。]
[0003] このハウジングの領域については、その内部に、溝、溝路等を提供し、これらはハウジングとハニカム構造との間においてろう付け用の物質の流れを操作することが意図されていることが公知である。また、ハニカム構造を構築するために提案されるホイルについては、ダクト内の排ガスの局所的流れの操作(例えば偏向)を生み出す案内羽根および/または微細構造を提供することが公知である。]
[0004] 当該技術分野における既存の多様性にもかかわらず、流れに関して都合の良い設計であり、かつコストがかからず、材料を節約する方法にて製造可能である、安定したハニカム体に関するあらゆる要求に応えることはいまだ可能ではない。この点において、さらなる改善への要求が存在する。]
発明が解決しようとする課題

[0005] 本発明により、従来技術に関連して浮き彫りとなった諸問題を少なくとも部分的に解決し、特に、特定のシートメタル材料の使用を通じて、より軽量可能で、よりコンパクトな設計が可能で、高い排ガス浄化効率が同時に保証され、かつハニカム体のコスト効率の良い製造が可能であるハニカム体を提供することを追及する。]
[0006] 本発明の課題は、請求項1の特徴に係るハニカム体によって達成される。従属の請求項は、本発明のさらなる有利な実施形態および好ましい使用を特定する。従属の請求項において個々に特定される特徴は、任意の所望される技術的に有意義である方法において互いに組み合わされてもよく、かつ本発明のさらなる実施形態を規定してもよい。さらに、特許請求の範囲において特定された特徴は、詳細な記載においてさらに詳細に提示され、説明され、ここでさらに好ましい実施形態が提示される。]
課題を解決するための手段

[0007] 本出願で提示されるのは、少なくとも1つのハウジングおよびハニカム構造を有する、排ガス浄化システムのためのハニカム体であって、少なくとも1つのシートメタル材料を有し、シートメタル材料は、少なくとも1つの部分において、隆起部と、隆起部を取り囲むエッジ輪郭部とを有し、少なくとも1つの部分における隆起部の面積割合が少なくとも合計80%となる、ハニカム体である。]
[0008] ここで、「ハニカム体」とは、特に、好ましい流れ方向に液体が横断可能であり、流入側の端側およびそれと相隔たった流出側の端側を有する単一の(monolithic)ハニカム体を意味し、ハニカム体は例えば、層状に構成され、ならびに、(およそ)流れ方向にわたっておりメタルシートの一部の波形によって決定される寸法を有するダクトを形成する、少なくとも部分的に構造体化されたメタルシートからなる。この場合、ハニカム体は、実質的に、1つの金属構成部品のみを備え、すなわち、ハウジングおよびハニカム構造はメタルシートによって形成される。しかしながら、本発明の関連においては、その使用はまた、少なくとも部分的にセラミック材料からなるハニカム体でできていてもよく、この材料はハニカム構造を構築するために用いられるものである。]
[0009] ここで、ハウジングは、概して、ハニカム体の外側円周表面を形成し、液体が流れることができるハニカム構造を形成するように、その中に、少なくとも1つのハニカム構造を保持する。ハニカム体に配置されたシートメタル材料は、その表面の少なくとも1つの部分において、エッジ輪郭部によって各々が取り囲まれた隆起部によって特徴付けられる。(断面から見て)隆起部は、特に、こぶ、丘、出っ張り等であり、好ましくは、その隆起部の(局所的に区切られた)最高部は、その隆起部の中央の領域にある(全てのエッジ輪郭部から均等の間隔を有する)、すなわち、特に、大きな面積の水平域は形成されない。上記部分における全ての隆起部が、その面積、高さ、および形状に関して同一であることが特に、非常に好適である。さらにこのことはまた、隆起部がエッジ輪郭部によって取り囲まれているか、または、隆起部が、エッジ輪郭部に対して、その内部に配置されていることを意味する。ここで、隆起部は任意の所望される外周の輪郭またはエッジ輪郭を有してもよく、特に、三角形、四角形、五角形、または多角形、あるいは円形、楕円形、またはそれらに類似する設計であってもよい。エッジ輪郭部は、それゆえ、各隆起部ごとに閉じた外周を形成し、(直に)隣接する隆起部の間にある一種の(直線的な)境界を形成する。]
[0010] 上記部分内においては、隆起部は、好ましくは、エッジ輪郭部自体によってのみ隔てられ、かつ互いに隣接するように配置され、その結果、特に、例えば、周期的で規則的な反復構造がエッジ輪郭部および隆起部によって形成される。ここで、隆起部の形状に応じて、各個々の隆起部は、少なくとも1つ、2つ、またはそれ以上の隆起部と隣接する。従って、例えば、隆起部が八角形の設計である場合、さらに、最大8つの隆起部が、第1の隆起部と直に隣接して配置でき、その隆起部を取り囲むエッジ輪郭部によってのみ隔てられることが可能である。]
[0011] ここで、隆起部およびエッジ輪郭部が配置された部分の総面積に対して測定された隆起部の面積は、上記部分の総面積の面積割合の最大80%を有する。上記部分の総面積に対する隆起部の面積割合は、上記部分の総面積の、特に、85%より大きく、好ましくは、90%より大きく、特により好ましくは95%より大きい。それゆえ、上記部分(好ましくは、シートメタル材料の表面全体にわたって延在する)の面積の顕著な割合は、主に、隆起部によって形成されることは明らかであり、すなわち、エッジ輪郭部は、細長い形状または直線的な設計のみで形成される。]
[0012] シートメタル材料における隆起部およびエッジ輪郭部のこの配置構成の効果は、例えば、このハニカム体のために他に用いられる他の構造体化された、または平滑のシートメタル材料との関連で、シートメタル材料を補強するものとなることである。隆起部およびエッジ輪郭部の形態でのシートメタル材料の3次元構造は、極めて高い剛軟度および寸法安定性を有する構造となり、それゆえ、このシートメタル材料は、比較的薄い材料厚さで形成可能である。同時に、このことは、このハニカム構造に対して、そのシートメタル材料を使用した場合に、特に、低共振のダンピングが生じるため、排ガスシステムにおける使用の間、好ましい音響特性といった結果をもたらす。特に、この方法において構築されたシートメタル材料により、最大500ヘルツおよびそれ未満の範囲の排気システムの周波数がダンピングされる。さらに、このシートメタル材料は、結果として、特に、熱膨張からの圧力がこのシートメタル材料の3次元構造によって相殺可能であるため、ハニカム体に高い熱安定性をもたらす。]
[0013] 隆起部とそれを取り囲むエッジ輪郭部を有するシートメタル材料は、好ましくは、本発明に係るハニカム体の他の構成部品またはシートメタルホイルとの直線状および/または点状の接点のみを有する。シートメタル平面から最も遠くに突出するシートメタル材料のそれらの点をエッジ輪郭部が形成するシートメタル材料の側において、接触点は好ましくは直線状であり、隆起部がシートメタル平面から最も遠くに突出するシートメタル材料の側において、接触点は好ましくは点状である。特に、好ましくは、他の構成部品を有するシートメタルホイルまたは本発明に係るハニカム体のシートメタルホイルの接触点の面積が存在しないことが好ましい。]
[0014] 本発明に係るハニカム体のさらに有利な改良によれば、シートメタル材料の均一な程度の変形が、隆起部と、その隆起部を取り囲むエッジ輪郭部とを有する部分に存在する。ここで、「均一な程度の変形」とは、特に、隆起部およびエッジ輪郭部を有するシートメタル材料を形成するために元々の平滑なメタルシートを変形したにもかかわらず、同一の壁の厚さがシートメタル材料のあらゆる点において存在することを意味する。シートメタル材料のこの特別な特徴は、その材料が上記部分内のいかなる点においても材料の弱化を有さないという理由により、剛軟度および寸法安定性のさらなる向上、ならびに、同時に、材料厚さを低減することをもたらす。同時に、この方法において形成されたシートメタル材料は、さらなる変形のために、例えば、シートメタル材料の波状の層または他の構造化を形成するために、高い可鍛性条件(plasticizing reserve)を有する。]
[0015] 隆起部およびエッジ輪郭部を形成するための、一部分におけるシートメタル材料の変形は特定の方法によってなされ、その方法とは、このシートメタル材料が工具によってエッジ輪郭部の領域内に支持されて、外側から圧力媒体によって負荷を受け、その結果、隆起部が、エッジ輪郭部に対してシートメタル材料に形成される。圧力媒体による均一の加圧の結果、シートメタル材料の均一の流れが得られて、同様の材料厚さが、エッジ輪郭部の領域と隆起部の領域との両方において得られることができる。ここで、支持工具は、実質的に、隆起部周囲に延在するエッジ輪郭部の構造を有する。]
[0016] ハニカム体の1つの特定の実施形態によれば、シートメタル材料は、ハニカム体のハニカム構造を構築するための構造体化されたホイルである。このことは、特に、シートメタル材料が、流体の流れ方向にわたるダクトを製造するために、層状の形で構成可能であることを意味する。この場合、シートメタル材料は、特に、ハニカム構造を介した排ガスの流れ挙動を操作するために用いられる。]
[0017] 隆起部およびエッジ輪郭部を有するシートメタル材料の特定の構造化の結果として、ハニカム構造内の熱伝達および質量移動もまた、流体の流れの自己誘導による(self−induced)流れ分布(渦状流)の結果として改善可能である。詳細には、シートメタル材料を、例えば、平滑なシートメタルのホイルと組み合わせることによって、異なる流速が個々のダクト内で生まれ、それゆえ、渦状流の成分が流通する流れにおいて得られ、この渦状流の成分は、層流の側方浸透流の、渦状の側方浸透流への変換に寄与し、それゆえ、ダクト内の質量移送を支援する。]
[0018] さらに、材料の熱膨張の改善された補償が、シートメタル材料の改善された成形の結果として得られる。特に、大きい面積割合を有する隆起部を有する3次元構造の結果として、このシートメタル材料は、他の公知のシートメタルのホイルよりも膨張しないので、ハニカム構造のエッジ領域とコア領域との間に生じる熱応力は低減され、それゆえ、機械の故障に関して、ハニカム体の耐久性が最適化される。]
[0019] さらに、このシートメタル材料の使用は、金属マトリクスの好ましい音響特性、および改善された共振挙動をもたらす。というのも、隆起部とこの隆起部を取り囲むエッジ輪郭部を有する特定の構造化の結果として、振動およびダンピング挙動が、従来のシートメタル材料を有する同等の金属ハニカム構造のものよりも著しく良好だからである。]
[0020] 特に、薄い材料厚さを有するこのシートメタル材料は、特に、平滑な金属層よりも、著しくより高い強度を結果的に有する。この強度は、平滑または他の構造体化された金属のホイルの強度よりも最大で30%高くてよい。]
[0021] さらに、隆起部およびエッジ輪郭部の領域における均一な程度の変形を対応して有するシートメタル材料の特に軽い変形の結果として、シートメタル材料に対する微小な損傷(例えば、ヘアークラックの結果など)をなくすことができる。]
[0022] シートメタル材料の高度に均一な変形(変形後、同一の材料厚さ)の結果として、いずれかの存在する表面構造またはコーティングに対する損傷を実質的に回避することも可能にする。なぜなら、この材料は、隆起部およびエッジ輪郭部を形成するために変形された部分内のあらゆる点において均一的に変形可能だからである。]
[0023] さらに、材料を弱化させることなく実質的に生じるこの変形の結果、特に、その後の変形工程に対しても高い可鍛性条件を有する。]
[0024] ハニカム体のさらなる改良によれば、ハニカム体のハニカム構造の少なくとも1つのダクトの少なくとも1つの第1の壁は、構造体化されたホイルによって少なくとも部分的に形成され、さらに、ダクトの少なくとも1つの第2の壁は、波形層、平滑層、および不織布の群からの要素によって少なくとも部分的に形成される。]
[0025] ハニカム体のハニカム構造の少なくとも一部のダクトのこのような構成の結果、側方浸透流の異なる流速がダクトの壁付近に生まれる。ここで、その速度は、隆起部およびエッジ輪郭部を有するシートメタル材料の領域において増加し、その結果、特に、反対側の平滑なダクト壁の場合、「波状」の排ガスの逆方向の乱流(cross−turbulence)が生まれ、それゆえ、液体流の恒常的な混合が得られる。これにより、特に、ダクトとダクト壁との間の汚染物質および濃度勾配を増加することによって物質移送を改良する。]
[0026] 特に、シートメタル材料および/または本明細書において特定された(特に金属製の)要素が、特に、触媒活性であり、排ガス流において汚染物質を変換するのに適したコーティングを有することが可能である。]
[0027] ハニカム体のさらに有利な改良によれば、構造体化されたホイルおよび/またはその要素は開口部を有し、調整部品(fitting)を有さない。構造体化されたホイル内またはその要素内の開口部(穴、孔等、しかし、好ましくは、少なくとも1平方ミリメートルまたは1平方センチメートルの断面を有する)は、個々のダクトを介して液体流の混合を促す。特に、ハニカム体内での液体流または汚染物質の均一な分布を得ることが可能である。同様に、例えば案内羽根等、ダクトに突き出るような調整部品を省略することができる。これにより、ダクトにわたって生じる著しい圧力の降下がなく、渦状流が得られる。ハニカム構造を構築するための構造体化されたホイルとしてのシートメタル材料の使用は、それゆえ、液体流の乱流、混合、偏向等を生み出すのに適切である追加的な調整部品を使用する必要を除去する。]
[0028] 構造体化されたホイルがシートメタル厚さを有し、隆起部が構造体化されたホイルのエッジ隆起部から測定された高さを有し、この高さが、そのシートメタル厚さの、最大で6倍、好ましくは最大で4倍、特に好ましくは最大で3倍に対応するように、ハニカム体は好ましくは設計される。シートメタル材料を構造体化されたホイルとして用いる場合、その使用は、本明細書においては、特に、30μmから120μmの範囲にある厚さ、特に、60から80μmの範囲にあるシートメタル厚さでなされる。隆起部の高さを限定することは、特に、軽い変形処理を確保し、本明細書に記載された効果(大きな圧力損失のない渦状流など)を生むことを目的としている。]
[0029] ハニカム体のさらなる特定の改良によれば、シートメタル材料はハニカム体のハウジングを形成する。特に、ハウジングとして使用する場合、隆起部およびエッジ輪郭部によってシートメタル材料の特定の設計は、比較可能なハウジングと比べ、最大30%まで高い、高い寸法安定性となる。この上昇した寸法安定性の結果として、ハウジングに対する必要とされる材料使用量がさらに低減可能である。]
[0030] 構造体化されたホイルとしてシートメタル材料を使用することに関して記載された利点に加え、具体的には、ハウジングとして使用する場合、結果として、排ガス浄化部品への良好な音響的影響が存在する。特に、ここで、0から500ヘルツの範囲の低共振のダンピングが生じる。ここで、一部分におけるシートメタル材料の構造化が設計され、その結果、ハウジングの1つの中軸部において、それは外周全体にわたって延在し、周方向において周期的に配置される。]
[0031] ここで、周期的に配置されるとは、特に、シートメタル材料の隆起部およびエッジ輪郭部からなる構造が、周方向において、途切れず、または断絶せずに、連続して配置され、その結果、周方向には、周期的ではない構造が存在しないことを意味する。]
[0032] 特に、ハウジングは、その片側または両側において、対応のフランジ、例えば排気ラインを有するさらなる排ガス浄化部品へのシンプルな連結が可能となるように、周方向において平滑な表面を有する。]
[0033] このシートメタル材料の隆起部は、好ましくは、ハウジングの内部に向っており、その結果、中間層またはハニカム構造あるいは他の手段は、隆起部の最高部の領域においてハウジングに連結可能である。さらに、ハニカム構造は、それ自体のハウジングを有するのが適切な場合、本発明に係るハウジングの比較的小さい断面に配置されてもよく、その結果、本発明に係るシートメタル材料からなるハウジングとハニカム構造との間に空洞が形成される。ハウジングとして本発明に係るシートメタル材料の内部方向を向いた出っ張りの場合、特に、点状の接触点が、ハニカム体のダクト構造を形成する金属のホイルまたは層を用いて形成される。ハウジングとしてシートメタル材料の隆起部が外側に向いている場合、好ましくは、ハニカム体のダクト構造を形成する金属のホイルまたは層を有する直線的な接触点が存在する。]
[0034] ハニカム体のさらに有利な改良によれば、ハウジングはシートメタル厚さを有し、隆起部は、エッジ輪郭部から測定された高さを有し、この高さは、そのシートメタル厚さの、最大で4倍まで、好ましくは最大で3倍まで、特に好ましくは最大で2倍までに対応する。ここで、このシートメタル厚さは構造体化されたホイルの厚さよりも大幅に上回り、例えば、0.6ミリメートルから2.0ミリメートルの範囲、特に、0.8ミリメートルから1.5ミリメートルの範囲にある。]
[0035] 本発明によるハニカム体の本発明に係る使用もまた、本発明に関連し、ハニカム体が、内燃エンジンの排ガス後処理のための粒子分離機または触媒コンバータ担持体として使用されることを特徴とする。ここで、ハニカム体は、同様に、コーティングされた粒子分離機として使用されてもよい。]
[0036] 本発明はまた、本発明に係るハニカム体を有する車両に関連する。]
[0037] 本発明および当該技術分野を、図面をもとにして以下で詳細に説明する。図面は本発明の特に好ましい実施形態の様々な形態を示すものであり、本発明はそれらに限定されないことに留意されたい。図において、各々の図は概略的に示される。]
図面の簡単な説明

[0038] 図1は、本発明に係るシートメタル材料を用いたハウジングを有するハニカム体を示す。
図2は、図1のハウジングを介した断面を示す。
図3は、ハニカム構造の、液体が流れるダクトを示す。] 図1 図2 図3
実施例

[0039] 図1は、車両15(ここで例示として示すのみである)の排ガス浄化システム4内の構成部品としてのハニカム体1を概略的に示す。このハニカム体1は、ここで、ハウジング2と、このハウジング2内に配置されたハニカム構造3(ここで例示として示すのみである)とを有して形成されている。この場合、そのハウジングは、隆起部7および規則的なエッジ輪郭部8(部分的に示すのみである)を有するシートメタル材料5を用いて形成されている。] 図1
[0040] ここで、ハウジング2は、ハウジング2の周方向をたどる部分6を有し、その内で、シートメタル材料5は、隆起部7およびエッジ輪郭部8からのみ形成される。ここで、エッジ輪郭部8は、隆起部7を、各々その周囲を完全に取り囲んでいる。部分6は、広がったエッジ輪郭部8を有するハウジング2の連結領域16のところで途切れる。ここで選択される隆起部7およびエッジ輪郭部8の形状は、例示として、図2における線A−A(図1)に沿った断面によって示される。いずれにせよ、部分6における隆起部7の面積割合は少なくとも合計で80%となる(全面積マイナスエッジ輪郭部)。] 図1 図2
[0041] 図2は、ハニカム体1のハウジング2を介した図1の線A−Aに沿った断面を概略的に示す。ここで、シートメタル材料5は、部分6内において、隆起部7およびエッジ輪郭部8を有し、このエッジ輪郭部8は、隆起部7を各々互いに分離させ、同時に、隆起部7の周囲を完全に取り囲んでいる。エッジ輪郭部は実質的に平坦であるように形成され、特に、隆起部7との関係では平面であるように形成されており、このエッジ輪郭部が、ハウジング2の個々の外側形状となっているのは明らかである。] 図1 図2
[0042] ここで、シートメタル材料5は、厚さDを有し、このシートメタル材料5の隆起部7は、高さHを有し、この高さHは、隆起部7から離れた方向のシートメタル材料5の側から、隆起部7のシートメタル材料5の外側シートメタルの表面までを測定したものである。図2において、シートメタル材料5の1つの特に有利な実施形態において、隆起部7は、ハウジング2の高い剛軟度および寸法安定性を提供するように、ハウジング2の周方向において、互いにオフセットして配置されることは明らかである。] 図2
[0043] 図1および図2に係るハウジング2において、隆起部7およびエッジ輪郭部8は、軸方向に区切られた部分6内において、ハウジング2の全周囲にわたって延在しており、隆起部7およびエッジ輪郭部8の周期的な配置構成は、周囲方向においては連続している。] 図1 図2
[0044] 図3は、ハニカム体1内におけるハニカム構造3の、排ガス流17が流れるダクト11を概略的に示す。ダクト11は異なる壁によって形成されており、第1の壁10上には、そのダクト壁の少なくとも一部分の領域に、隆起部7およびエッジ輪郭部8を有する構造体化されたホイル9を有する。第1の壁10の反対側に配置されたダクト11の第2の壁12は、金属要素13によって形成され、この金属要素13は、例えば、平滑層(金属ホイルの形態で)、波形層(金属ホイルの形態で)、または不織布(ワイヤー状の繊維からなる)であってもよい。第2の壁12は、特に、構造体化されたホイル9との関連で、平滑であるか、平坦であるか、または構造体化されていないように形成される。この配置構成の結果、図3における異なる矢印の長さおよび矢印の方向によって示されるように、排ガス流17の異なる流速および流れの形態がダクト11内で生成される。ここで、排ガス流17は、構造体化されたホイル9によって形成されたダクト11の第1の壁10の領域内で加速し、その結果、排ガス流17は第2の壁12の方向において偏向される。層流の側方浸透流の、渦状の側方浸透流への変換は、構造体化されたホイル9の隆起部7によって支援される。ここで、特に、排ガス流17の波状の渦状流がダクト11内で生成され、ダクト11と、場合によってはコーティングされたダクト壁(10、12)との間において、排ガス流17の大量移送の向上がそれにより達成される。] 図3
[0045] さらに、要素13は、ダクト長にわたって割り当てられた複数の開口部14が備わっており、これらの開口部14により、壁(10、12)によって(適切な場合、流れに関して)さもなければ隔てられる個々のダクト11の間において排ガス流17の混合が可能となり、開口部14は、それにより、ハニカム構造3の断面全体にわたる排ガス流17の均質化に貢献する。]
[0046] 本発明は図示された例示的な実施形態に限定されない。本発明の多くの変形は、事実上、本出願の特許請求の範囲の範囲内にあることが可能である。]
[0047] 1ハニカム体
2ハウジング
3ハニカム構造
4排ガス浄化システム
5シートメタル材料
6 部分
7隆起部
8エッジ輪郭部
9構造体化されたホイル
10 第1の壁
11ダクト
12 第2の壁
13 要素
14 開口部
15 車両
16連結領域
17排ガス流
H 高さ
Dシートメタルの厚さ]
权利要求:

請求項1
少なくとも1つのハウジング(2)およびハニカム構造(3)を有する、排ガス浄化システム(4)のためのハニカム体(1)であって、少なくとも1つのシートメタル材料(5)を有し、前記シートメタル材料(5)は、少なくとも1つの部分(6)において、隆起部(7)と、前記隆起部(7)を取り囲むエッジ輪郭部(8)を有し、前記少なくとも1つの部分(6)における前記隆起部(7)の面積割合が少なくとも合計80%となる、ハニカム体(1)。
請求項2
請求項1に記載のハニカム体(1)であって、前記シートメタル材料(5)の均一な程度の変形が、前記隆起部(7)と、前記隆起部(7)を取り囲む前記エッジ輪郭部(8)とを有する前記部分(6)に存在する、ハニカム体(1)。
請求項3
請求項1または請求項2に記載のハニカム体(1)であって、前記シートメタル材料(5)は、前記ハニカム体(1)の前記ハニカム構造(3)を構成するための構造体化されたホイル(9)である、ハニカム体(1)。
請求項4
請求項3に記載のハニカム体(1)であって、前記ハニカム体(1)の前記ハニカム構造(3)の少なくとも1つのダクト(11)の少なくとも1つの第1の壁(10)は、前記構造体化されたホイル(9)によって少なくとも部分的に形成され、さらに、前記ダクト(11)の少なくとも1つの第2の壁(12)は、波形層、平滑層、および不織布の群からの要素(13)によって少なくとも部分的に形成される、ハニカム体(1)。
請求項5
請求項3または請求項4に記載のハニカム体(1)であって、前記構造体化されたホイル(9)および/または前記要素(13)は開口部(14)を有し、調整部品を有さない、ハニカム体(1)。
請求項6
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のハニカム体(1)であって、前記構造体化されたホイル(9)はシートメタルの厚さ(D)を有し、前記隆起部(7)は、前記構造体化されたホイル(9)の前記エッジ輪郭部(8)から測定された高さ(H)を有し、前記高さ(H)は、最大で、前記シートメタルの厚さ(D)の6倍の高さに相当する、ハニカム体(1)。
請求項7
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のハニカム体(1)であって、前記シートメタル材料(5)は、前記ハニカム体(1)の前記ハウジング(2)を形成する、ハニカム体(1)。
請求項8
請求項7に記載のハニカム体(1)であって、前記ハウジング(2)は、シートメタルの厚さ(D)を有し、前記隆起部(7)は、前記エッジ輪郭部(8)から測定された高さ(H)を有し、前記高さ(H)は、最大で、前記シートメタルの厚さ(D)の4倍の高さに相当する、ハニカム体(1)。
請求項9
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のハニカム体(1)の使用であって、内燃エンジンの排ガス後処理のための粒子分離機または触媒コンバータ担持体としての使用。
請求項10
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のハニカム体(1)を有する車両(15)。
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